手抜き工事が心配

一生に一度あるかないかの夢や想いがつまった家づくり。

そんな中 ”手抜き工事” は大きな心配事のひとつです。

 

 

そんな手抜き工事を生み出す要因のひとつに、近年の “短工期” の波があります。

 

 

 

新築分譲住宅(建売住宅)のローコスト化によって、工期が極端に短くなっており

2ヶ月程の工期で建築しているものも少なくありません。

 

 

工期が短くなる事で

  ・仮住まい期間、家賃費用が抑えられる(建替えの場合)

    ・人件費、大工さんの作業期間が短くなる

などのメリットもあります。

 

 

 

しかし、

  ・短工期に完成させる必要があり、施工が荒れやすい

    ・短工期にすることで工事内容の簡略化が必要

    ・デザイン的に拘れない

    ・現場での細かい指示・変更を出す事がむずかしくなる

    ・考えられる期間が短くなる

 

などの事も考えられます。

 

 

 

なにより、施工が荒れやすくなるというのは想像が出来るかもしれません。
 

 

 

1軒の住宅を建築するには

大工さん、水道屋さん、電気屋さん、クロス屋さん、板金屋さん、など

多くの職人さんが携わります。

 

 

短工期で生まれるメリットもありますが、

実際に現場で働く職人さんにとって

期限のせまった急ぎの作業はどうしても荒れやすく

施工ミスも起こりやすくなってしまうのは、避けられにくい現実です。

 

 

もちろん、短工期であっても、品質の高い住宅が建てられることは多くあり

安心できる住宅であるかどうかを期間だけで判断することはできません。

 

 

しかし、重要なはずの現場での作業にシワ寄せが生じたり

工事監理の甘さから

施工品質に問題が生じたり、施工ミスにつながっていることがあるのも現実です。

 

 

 

そして、もうひとつ手抜き工事の要因として考えられるのは “建築の工事体制”です。

 

 

特に大手ハウスメーカーさんの場合

「元請け(ハウスメーカー)→ 下請け(管理工務店)→ 孫請け(各専門工事担当)」

など多くの業者が関連しています。

 

この体制では、業者間での経費がかかり

さらには責任の所在もはっきりしなくなるため

トラブルが発生しやすくなってしまうのです。

 

 

 

 

参考として、上記図のような工事体制があります。

 

設計事務所+工務店であるnalaboの場合

自社施工・自社管理を徹底できるいう利点があります。

 

 

無駄な経費はかけず、工事の発注から工事管理、予算の管理に至るまで

すべて当社にて管理しています。

 

自社管理をしっかり行い、それが現場できちんと実行されていることによって

責任の転嫁を根絶し、手抜き工事の発生を防ぐことができます。

 

 

 

 

そして何より、

手抜き工事にならない、欠陥住宅を作らないためには

造り手(社長・設計者・現場 監督・職人さん)の顔が見える

信頼できる建築会社との出会いが一番大切だと感じています。

 

 

 

 

 

昔は、よく顔を見知った地元の大工さんが

地元の材料を使って地元に合った家を建てていました。

 

しかし、大量生産化された現在の大手ハウスメーカーの家づくりでは

実際に家をつくっている業者は

建て主さん(施主)の顔すら知らないことがままあります。

 

 

 

どんなに資材や組み立てなどが工場化されても、

最終的には現場で職人さんの手によって、造り上げられていくことに変わりありません。

 

造り手の顔がみえることは、建て主さんの安心につながることはもちろん、

職人さんの仕事に対する士気も高まり、双方にとって良い相乗効果を生み出します。

 

 

 

建て主さん・職人さん・建築会社

お互いに信頼しあえる関係を築き、最高のチームワークで理想の家を築いていきたいですね。

 

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